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格安宅配便のエコ配について調べてみた

1970年01月01日

街中で見たことありますか?自転車で引っ張るエコ配のリヤカーです。
かなり目立つ存在のため、記憶にある方も多いかと思います。

ヤフオクやAmazonマーケットプレイスの利用者にとっても馴染み深いサービスではないでしょうか。

自転車を使う(エコロジー)&格安(エコノミー)の2つのエコで配達するので、エコ配という何とも覚えやすいネーミングです。エコ配について書かれているブログなどを見ていると、料金は確かに安いけど、それだけにクオリティを不安に思っている方も多いようです。

今回はそんな気になる存在のエコ配について調べてみました。

エコ配とは

株式会社エコ配が提供する格安宅配便サービスのことで、明朗かつ安値での料金設定が最大の特徴です。その代り、運んでくれるのは既定サイズ内の小荷物に限定されます。 対象ユーザーや利用シーンを限定はするものの、ハマる利用者にとっては便利なサービスです。

実は歴史のあるサービスで、株式会社エコ配の設立は2007年7月ですが、前身となる会社がありました。

株式会社ジャパンブリッジ(以下JB)という佐川急便出身の山崎隆氏が1995年に設立した物流ベンチャーです。BtoB物流業務がメインとしていましたが、2004年1月に新規事業として『250エクスプレス』という宅配便サービスを始めました。限られたエリアで250円均一の配送を行うサービスで、自転車を使う点なども含めて今のエコ配と基本コンセプトは同じです。

低価格は大いに反響があり、開始当初から順調に成長していたようです。当時のインタビュー記事を見ると

『250エクスプレス』 の収入は初年度が4,300万円で、昨年度が35,000万円。そして今年度が99,000万円を予定しています。取引企業数は現在、約24,000社で、一日に80〜100社ずつ新規の取引先が増 えています。

ただし、輸送品質の問題の多さも指摘されていたようです。

未着に対する問い合わせが一日につき120件ほどあります。これは一日当たりの取り扱い個数に対する割合からすると、かなり悪い数字です。ヤマトさんや佐川さんとは比べものにならない。輸送品質の改善は今後の大きなテーマです。さらにお客さんからは 『問い合わせの電話がつながりにくい』というお叱りも受けています。

ただし、低価格ゆえに採算が合わずに赤字が続いている状態でもあったようです。
ジャパンブリッジの2005年1月期の決算では累積損失が約18億円に上っていました。

その後、2007年にエコ配にバトンタッチした経緯は推測の範囲を出ませんが、JBが2013年に破産をしていることから、社名を変更しただけというわけではなさそうです。

考えられるのは、事業譲渡か分社型新設分割。いずれにせよ、代表であった山崎氏は経営陣には加わっていないようですから、事業基盤は引き継ぐものの、経営陣を刷新して心機一転エコ配をスタートしたものと思われます。

エコ配の経営はヤマトや佐川といった物流企業の出身者が経営しているのかと思いきや、そうではありません。片地氏の経歴にある株式会社日本レップ(現グッドマンジャパン株式会社)は物流不動産の賃貸仲介やファンド運営を行っていましたので、広い意味では物流業界ですが、やはり物流企業そのものにいた方と比べると異色の経営陣といえます。

次のページではエコ配のサービス内容をヤマト運輸の宅急便と比較しながら紹介します。

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